42キー左右分離型キーボードのキーマップを考える。Corne Chocolate
キーボードは沼です。あがけばあがくほど深みにはまります。
はじめに
今回、42キー左右分離型の自作キーボード(Corne Chocolate)を購入しました。
はんだ付けは中学以来でしたが、幸い問題なく作成できました。
この記事はビルドログではないので組み立て過程は別の方の記事をご参照ください。
現在の一般的なテンキー付きキーボードのキー数は108個ですが、このキーボードはその約40%の42個とかなり少なくなっています。
キーが少ないと不便では?と思われるかもしれませんが、
効率的な配置にすることで、指の負担が少なく入力しやすいキーボードになります。
現時点での私に合った最強のキーマップを考えます。
これまで使ってきたキーボードの沿革
ここ一年の間だけですが、これまで使ってきたキーボードの軽い紹介をします。
Magic Keyboard(テンキー付き)(US)
US配列に興味が出て購入したApple純正のキーボード。
ここでUS配列の良さにはまりました。
基本的に薄型としては打ちやすいものの、 ペチペチ感が強く長時間のタイピングには向かない印象のキーボードです。
底打ちしたときの反動が大きいのか長時間打ち続けると指に違和感が出ていました。
MX Keys
Logicool(米Logitech)は日本ではJIS配列しか販売してくれないので、US配列版を米Amazonで購入しました。
Magic Keyboardも悪くはなかったのですが、同じ薄型でもこちらは若干深めのキーストロークで、長時間のタイピングが苦になりにくいキーボードとなっています。
HHKB Professional HYBRID Type-S
正直、十分機能性高いし特に不満点も少ないHHKB Professional HYBRID Type-S。
テンキーレスを求めて新たなキーボードを探していたところ、この無駄のない配列のHHKBにたどりつきました。
キースイッチとしてはハイエンドの位置付けの静電容量無接点方式ですが、長時間のタイピングとしてはこれ以上ないほど快適な打ち心地です。
おすすめの高級キーボードを教えてほしいと聞かれたら確実にHHKBをおすすめします。
キーマップの要件
そして本題の42キーのキーマップについて。
求めるものをざっくり列挙します。
- 日本語、英字、数字、記号を問題なく入力できる
- 普通のキーボードでできることができなくなるのは避けます。
- 普通のキーボードでできることができなくなるのは避けます。
- 普通のキーボードと平行して使用しても違和感が出過ぎない程度の変則キー配置
- 仮に便利だとしても、普通のキーボードを触ったときに違和感が出過ぎるのは困るので記号の配置とかはあまり変えたくないところ。
- 仮に便利だとしても、普通のキーボードを触ったときに違和感が出過ぎるのは困るので記号の配置とかはあまり変えたくないところ。
- 矢印キーはできる限りホームポジションを崩さないように
- WindowsとMac両方で近い操作感
- PC側の設定に依存しすぎない
- PC本体側の設定は「Ctrl+SpaceでIME切り替え」程度にとどめられるようにします。
キーマップ
4つのレイヤーを切り替えながら文字入力します。
最下段に「MO1」「MO2」のキーがありますが、これを押している間、キー配置(レイヤー)が変わります。Shiftキーみたいなものですね。
基本的に、入力頻度の多いキーはデフォルトレイヤーに配置して、複合入力でもいいキーについては別レイヤーに配置する形になります。
デフォルトレイヤー
普通のQWERTY配列です。
デフォルトレイヤーを変則的にしすぎると本格的に普通のキーボードに戻れなくなりそうなのでカスタマイズは弱めです。
右上のキーはBackSpaceにするか迷いましたが、さすがに長音を複合キーにするのは打ちにくいので「ー」にしました。
日本語を入力することが少ない人はBackSpaceでもいいと思います。
他は特に言うところはないですね。ちなみに左下のWindowsキーはMacではCommandキーになります。
レイヤ-1 (左親指シフト)
左親指シフトのレイヤーには数字キーと記号キーを集めました。
数字は左手だけで入力できるようにしています。仕事でマウスを操作しつつ数字入力することが多いのですが、これでキーボードとマウスを持ち替える頻度を減らすことができました。
上段以外の記号の配置は普通のキーボードと比べると変則的ですが、できる限り分かりやすい配置になっています。通常入力の記号とShift入力の記号が縦に並ぶ形です。
慣れが必要な配置になっていますが、致し方なし。
「`」は左上に置いても良さそうに見えますが、HHKBでは右上なので私はこちらの方が慣れています。
レイヤ-2 (右親指シフト)
右親指シフトのレイヤーには方向キーとファンクションキーを集めました。
方向キーは凸型配置(ijklとか)でも良かったですが、ファンクションキーの配置を崩したくなかったのでhjklにしました。
余ったキーが多いので何かしら置きたいところですが、特に置いたところで便利になりそうなキーが無かったのでそのままにしています。
このレイヤーはマウスを使いながら入力することができないので工夫が難しいですね。
左手にもマウスを持てばさらに便利にできそうですが、分離キーボード以外使えなくなりそうなのでやめておきます。
レイヤ-3 (両親指同時押しシフト)
両親指同時押しシフトのレイヤーにはテンキーを置きました。
長めの数値入力はこちらの方が入力しやすいと思います。
左側に配置してあるキーはLEDを調節するキーなのですが、今回はLED未実装なので押しても特に反応しません。 (※デフォルトで配置されているキー)
Vol+やMuteは反応するはずなんですが何故か反応しない・・・。もし対処方法ご存知の方がいらっしゃればご教示いただけるとありがたいです。
おわりに
自作キーボードに興味のある方や、すでに趣味の方の参考に少しでもなっていれば幸いです。
キー数の少ないキーボードは人を選ぶと思いますが、はまればかなり良いキーボードになってくれますね。
紹介したキーマップはあくまで現時点の私にとって最強のキーマップです。
今後使っていく中で常に最強のキーマップを探っていこうと思います。